2025/03/21
パッド印刷とは、シリコンパッドにインクを転写し、製品へ印刷する方法です。
パッドは柔軟性があるため、製品の形状を問わず曲面にも印刷することができます。
また、細かいデザインやパターンを高精度で再現することができます。
当社ではパッド印刷用の凹版を、ガラスをエッチングすることで作製しております。
ガラス凹版は樹脂版や金属版と比較し精度が高く、精美な印刷を可能とします。
用途としては、時計の文字盤やデザイン、ディスプレイの表示、精密部品など、精密な仕上がりを求められる印刷に適しています。
パッド印刷とは

大山光学のガラス版

私たちは印刷用ガラス凹版の事を「タコ版」と呼ぶことが多いのですが、タコ版という名前の由来は弾力性を持ったパッド部分がタコに似ているからだそうです。
ガラス凹版は精度の高い印刷に適しております。意匠性の高い綺麗な仕上がりを実現することはもちろん、例えば導電性や光学特性などの機能性を持ったインクで精密なパターンを形成し、新たな用途として展開することも期待できそうです。